フォーミュラ・ニッポン 第2戦 鈴鹿
2009年5月25日更新
5月17日 鈴鹿サーキットに義弟とフォーミュラ
ニッポンを見に行きました。
とは言うものの、当日デモランをするヒストリックF1を見るのが真の目的で、正直なところ、レースそのものにはあんまり興味はありませんでした。
今回のヒストリックF1のデモランは、ほぼ昨年のティーポオーバーヒートミーティングとほぼ同じ顔ぶれなのですが、今回は、故ロニー・ペテルソンがドライブし、1976年のイタリアGPで優勝したマーチ761が走るのが僕にとって最も興味のあるところです。
事前の情報で、ロータス77が展示のみになってしまったと聞き、オーナーの西田旬良さんが来られなくなったのかなと心配していました。
サーキットに着いて、最もビックリしたのは観客数の少なさ。
先だってのF1キックオフパーティーの賑わいと比べたらウソの様な少なさです。
スタンドの入りも3割程度で閑散としています。
観客動員数は少ないものの、おかげで観戦は、とても楽でした。
さてヒストリックF1のデモランは昼のピットウォーク時間内です。
さすがに、今回予算の都合もあってパドックパスとはいかず、ピットウォークのみで我慢。
フォーミュラニッポンマシンのウォーミングアップの後、サポートレースのF3や、シビックレースがありました。
最近、F1以外のカテゴリーの情報に疎くなっているし、バブルの頃の様に名ばかりの訳の判らないドライバーもいないし、悪く言えば華は無いけど、真摯な姿勢で競い合っていて、正直なところどのレースも楽しめました。
いよいよピットウォークの時間です。
義弟によるとGTの賑わいに較べると遥かに少ないとの事。
地下道から上がったすぐの場所にブリヂストンの浜島監督がいたのにはビックリ。
観客の数が少なかった事もあって運良くサインを貰う事が出来ました。
更にビックリしたのは、ピットに中嶋悟監督が立っていた事。
周りにはほとんど人がいなかったので、握手をし、サインもしてもらいましたが、後でよく考えたら、かつて中嶋さんがドライブしたロータス101がデモランで走行するので、インタビューを受ける為にピットにいたみたいです。
ちょっと失礼な事をしてしまったと反省。
そうこうする内に、デモランが始まりました。
義弟は、各チームを周るからと言う事で別行動。
観客も少ないので、ピットからデモランを写真撮影。
先頭を走るマーチ。
ロニー・ファンにはたまらない。
あれ!?
あのヘルメットは!?
なんと、マーチ761に乗っていたのは西田さんの様です。
何故!?
デモランが終わり、スターティング・グリッドにマシンが勢ぞろいしました。
慌てて駆けつけると、マーチに乗っていたのはやはり西田さんでした。
あいさつをして、お話を伺うと、マーチのオーナー氏が来られなかったので西田さんがドライブしたとの事でした。
西田さんがいつもドライブしているロータス77と、マーチ761が同じ年にレースしていた事を思い出し、フィーリングに差があるのか聞いて見ると、ロータス77は非常にハンドリングがシビアでピーキーなのだそうで、それに比べるとマーチは運転しやすいとの事。
ただ、かなりアンダーステアで非力な僕にはつらいとも・・・。
興味深い話をありがとうございました。
展示されているマシンの写真を撮ろうと思ったのですが、ニシダスポーツのメカニックさんが手持ち無沙汰そうだったので、ちょっと話を伺うと、いろいろ面白い話をしてくれました。
マーチのあの大きなスポーツカーノーズ、実はズーツファスナー2つだけで止められているだけなのだそうです。
フロント側にあるパイプを、シャーシ側のブラケットに差し込んで、後はカウルをかぶせる様にして、ズーツ・ファスナーで止めてあるだけ・・・。
あまりに興味深い話がいっぱいで、写真を撮り損ねました。
次回、ティーポ・オーバーヒート・ミーティングで、たっぷり撮影する事にしましょう。
さて、肝心のフォーミュラ・ニッポン。
この頃にはすっかり、観戦気分になっていました。
レースは直前から雨が降り始め、荒れた展開に・・・
それにしても出走13台はキビシイ。
白熱したレースだったから楽しめましたが、それにしても、日本人勢に元気がなかったのが少々寂しい結果でした。
優勝はナカジマ・レーシングのロイック・デュバル選手。
中嶋監督おめでとうございます。
左 ロータス101(ネルソン・ピケ車)、右 マーチ761
左 ブリヂストン 浜島監督、右 フォーミュラ・ニッポン表彰式